お読みいただきありがとうございます。
守山小幡めばえ接骨院、院長の岩田充広です。
年内最後の投稿になります。
前回は長時間座っている方向けの腰を痛めない方法でしたが、
今回は動き回る方向けの腰痛予防の話題です。
前回に引き続き今回もいきなりタイトル詐欺のような話ですが、
動くときの一番の腰痛予防は「腰を動かさないこと」です。
腰だけでなく首などの背骨の近くの筋肉はほとんどそうなのですが、
腰の周囲の筋肉は屈めたり反らしたり捻ったりといった「動かすこと」が苦手で、
力が加わったときに動かさないように「姿勢をキープすること」が得意です。
なので例えば重いものを持ち上げるときに、
腰を屈めた状態から腰を反らす力を込めて持ち上げようとすると、
腰への負荷が大きくなり、筋肉や関節を痛める原因になりやすいのです。
日常的に実践できる対策をいくつかまとめてみました。
1、朝、布団から起き上がるとき上体起こしのように腰を屈めたり、
背筋運動のように反らしたりすると痛めやすいので、
一度横向きになり、布団を手で押すように起き上がる。
2、床に置かれた重いものを持ち上げるときは背骨が一本のまっすぐな棒に
なったようなイメージで腰(後ろ)だけでなくお腹(前)にも力を込め、
膝や股関節を屈めた状態から伸ばす力を使って持ち上げる。
3、振り返るときに腰から捻ると痛めやすいので、
最初に足を向きたい方向に向けて腰は捻らないように振り返る。
4、くしゃみや咳をするとき無意識に腰を強く屈めてしまうので、
壁や自分の膝に手をついて腰を動かさないようにする。
5、遠くにあるものを取ろうと手を伸ばすと重心が片寄って腰に負担をかけやすいので、
面倒くさがらずに近くまで移動して取るようにする。
以上のようなことをしっかりと実践すればいわゆる急性腰痛の
危険を大きく減らすことができますが、それでもお仕事などでの負担のかかり方や
筋力や柔軟性の不足などのお身体の状態によっては痛めてしまう可能性はあります。
当院では腰痛の解消のための施術はもちろん、急性期や慢性期など
症状の経過に合わせた再発防止のための施術もご用意いたしています。
ご興味のある方はお気軽に当院にご相談ください。
守山小幡めばえ接骨院
院長 岩田充広