お読みいただきありがとうございます。
守山小幡めばえ接骨院、院長の岩田です。
お体の悩みを解決するにあたって機能回復のため
運動をすることをおすすめすることが多々ありますが、
よくお聞きするのが「もう何年も運動をしていないから」という声です。
というわけで今回はブランクがあっても
昔運動をしていた人は復帰しやすいよというお話です。
筋肉に関する言葉で「マッスルメモリー」というものがあります。
大きく分けて2つの意味で使われることがあるのですが、
両方とも今回の話題に深く関わっているのでそれぞれ解説していきます。
「神経が覚えているマッスルメモリー」
筋肉の話なのにいきなり神経?とお思いかもしれませんが、
動くように指令を出すのが脳や脊髄などの中枢神経系です。
この神経は同じ動作を何度も繰り返していると細かなコントロールを意識せず行えるように
ショートカットのような回路を作り効率良く動けるようになっていきます。
一度自転車に乗れるようになった人はブランクがあっても乗り方を忘れない
といった場合をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
過去にスポーツなどをしていた人は同じ競技ではなくても
似た動きのあるものを選ぶと全く未経験の人より効率よく上達できるのです。
「筋肉が覚えているマッスルメモリー」
どんなに体を鍛えていた人でも運動をしなくなると筋肉は細く、力は弱くなっていきます。
しかし同じぐらいの体格の人でも昔運動をしていた人とそうではない人では
昔運動をしていた人のほうがかなり早く鍛える(筋力を取り戻す)事ができます。
筋肉も体の一部ですので細胞の集まりで出来ているのすが、
運動などで鍛えられると細胞一つ一つが大きくなる量的な成長だけでなく、
活発に分裂して細胞の数自体が多くなる数的な成長も同時に起こります。
ブランクがあって筋力が弱くなってしまった人でも一度増えた細胞の数自体は
あまり減らないので運動を再開すると未経験の人よりも
早く効率よく筋力を取り戻すことができるのです。
運動経験のある人についてはわかったけど運動経験のない人はどうしたら良いの?
という疑問にはおすすめの運動やその理由、逆にあまりおすすめしない運動など
解説して次回詳しくお答えしていきたいと思います。
守山小幡めばえ接骨院
院長 岩田充広