お読みいただきありがとうございます。
守山小幡めばえ接骨院、院長の岩田です。
今回はいろいろな足の(legではなくfootの方です。)
痛みの原因になる状態について説明していきます。
足の異常を網羅しようとするととんでもないテキスト量になるので
接骨院に来られる方に多い症状のうち代表的なものに絞っています。
また、説明の中で「アーチの低下」という言葉が何度も登場しますが、
アーチの低下がすべての原因というわけではなく
他の悪い要因によってまずアーチの低下が起こって症状が出る
と考えていただいたほうが順序としては正しい場合が多いです。
1、指先や指の付け根が痛い
足先の痛みで最も有名なのは外反母趾でしょう。
多くの場合親指の付け根に痛みがあり、
足の甲の幅が広がり指が中央に向かって曲がる変形が起こります。
筋力の低下や靭帯の緩みによって横のアーチが低下して起こり、
かかとの高い靴やつま先の細い靴によって起こりやすくなります。
同じく横アーチの低下でよく起こるのがモートン病です。
足の甲の骨が指先へ向かう神経を刺激して起こり、
中央3本の指の側面が痛くなるのが特徴です。
2、足の甲が痛い
最も多いのがこれまたアーチの低下によって起こる、
扁平足や凹足と呼ばれる変形です。
上記のように筋力の低下や靭帯の緩みも原因になりますが、
意外と多いのが過去に足首などの捻挫をして、
適切な治療を受けていなかった方が数年あるいは
数十年経ってから痛みを訴えるケースです。
足の甲の内側が痛くなるものとして稀にあるのが
外脛骨障害というものです。
外脛骨という余分にできてしまった骨が激しい運動や
圧迫などの力が加わって炎症を起こすものです。
3、踵のあたりが痛い
足の裏の踵寄りのところが痛くなるもので多いのが足底筋膜炎です。
足の裏の筋肉の集まりである足底筋膜炎が踵の骨を引っ張ることで起こり、
たくさん走ったり跳んだりする競技をされている方に多く、
これもアーチの低下が悪影響を与えると言われています。
踵の後ろ、アキレス腱がつく所で起こるのがアキレス腱炎です。
足底筋膜炎と同じように走ったり跳んだりして負荷がかかると起こり、
足底筋膜炎とともに履いている靴が足に合っていない場合に
起こりやすいとよく言われます。
比較的お目にかかることが多い症状をまとめてみました。
症状に心当たりのある方は当院にお気軽にご相談ください。
守山小幡めばえ接骨院
院長 岩田充広