お読みいただきありがとうございます。
守山小幡めばえ接骨院、院長の岩田です。
今回は膝の痛みについて書いていくのですが、
皆さんも名前を聞いたことがあると思われる、
靭帯や半月板の損傷、変形性関節症といった
「結果として起こる診断名」についてではなく、
その手前にある「膝に負担をかけている原因」
について解説していきたいと思います。
1、足の筋肉が固い
上に上げた傷病に大きく影響を与えるものの一つに、
太ももやふくらはぎの筋肉の硬さがあります。
本来は膝を曲げ伸ばしする働きのある筋肉が、
日常のケアを怠ったことで固く、伸び縮みしにくくなることで
関節にかかる圧力が増して負荷を増やす原因になります。
膝関節の正常な可動域(動かせる範囲)は0度~180度、
まっすぐ一直線になるまで伸ばした状態から、
踵とおしりが接するくらい曲げた状態までです。
膝をまっすぐに伸ばそうとしたりしゃがんだだけで膝が痛くなる方は
すでに膝に問題が起こっているかもしれません。
2、下肢軸の乱れ
それともう一つ忘れてはならないのが
下肢軸(アライメント)の乱れの影響です。
骨盤や股関節、足首の問題でも起こる可能性があるのですが、
今回は膝関節についてのみ説明します。
男性に多い股関節を大きく開いたがに股姿勢や、
女性に多い膝が内に入り足を外に投げ出した座り姿勢(女の子座り)をしたときなど、
膝頭とつま先が別方向を向き、膝がねじれた状態になると
膝への負荷が非常に高まるので大変危険です。
本来は曲げ伸ばししかできない膝関節にねじれが加わることで
いわばちょうつがいの噛み合っていない扉を無理に開け閉めするような状態になり、
関節の摩耗が早まるだけでなく靭帯や半月板に多大なストレスをかけます。
歩いたり座ったりと言った日常の動作の中で、
膝頭とつま先が別の方向を向いてしまっている方は
踏み込んだ際などに膝を痛める可能性が高いので注意が必要です。
今回は大きな問題が起こる前の前兆となる症状を取り上げてみました。
当てはまる方で予防にご興味のある方は当院にお気軽にご相談ください。
守山小幡めばえ接骨院
院長 岩田充広