お読みいただきありがとうございます。
守山小幡めばえ接骨院、院長の岩田です。
このブログでも何度か座りっぱなしは腰や肩にとって
良くないと言及したことがありました。
今回はお仕事などでどうしての長時間座らなければならない方向けに、
少しでも負担の少ない「正しい座り方」をお教えします。
正しい座り方は端的に言うと背骨が「自然なS字カーブを描いている状態」です。
そのために気をつけなければならないことを以下にまとめました。
1、両足をしっかりと床につける
足が浮いた状態だと体幹が安定せず重心が偏る原因になりますので
両足ともつま先とかかとがしっかりと床につくようにしましょう。
体格や椅子の高さによって難しい場合は足置き台などを使うのもいいでしょう。
2、膝の高さは股関節と同じ高さまで
椅子が低かったりして膝の高さが股関節より上に来てしまうと
股関節が深く曲がり骨盤が後ろに傾きやすくなります。
椅子の高さを調整して膝の高さが股関節と同じか、
少し低いぐらいになるようにしましょう。
3、背もたれに体を預け過ぎず、骨盤を立てる
背もたれにもたれかかると自然と骨盤が後傾してしまいますので、
体を預け過ぎずに骨盤を立てて坐骨(お尻と足の境目にある骨)で座るように意識しましょう。
腰のあたりにクッションなどを当てて腰が丸まらないようにするのもおすすめです。
4、肘の角度は90度
肩の力を抜いた状態で肘の角度が90度になるように肘掛けや机の高さを調整しましょう。
背中が丸まりにくくなり、首や肩への負担を軽減してくれます。
5、視線は真横から少しだけ下に
パソコンのモニターや読んでいる本など、
視線を向ける先が低すぎるとうつむいた姿勢になり、
首へと負担をかける原因となります。
顔を傾けずに視線だけ少し下げれば注視できる位置を目安に、
モニタースタンドやブックスタンドを使って高さを調整しましょう。
少し準備が必要なこともいくつかありますが、
お仕事などで長時間座りっぱなしになる方は上記の項目をしっかりと守っていただければ、
首や肩、腰への負担を大きく減らして様々な症状の予防をすることができます。
簡単にできるものから試してみましょう。
守山小幡めばえ接骨院
院長 岩田充広